干し草や藁の処理に最適なベーラー

ベーラーは農業を学んだ事がないと聞いた事がない方もいるかもしれませんが、干し草や藁などを圧縮するための器具です。
トラクターと合わせて使用される事もあり、トラクターで牽引して作業の現場に行き作業を行うという形で使うのが一般的です。
また、モデルによってはベーラーにエンジンが搭載されていて自走できるベーラーも存在しています。
雑草や干し草などは農業では多く出てくるもので、ベーラーがある事で効率よく処理ができるため大変便利なマシンです。
(参考:Wikipedia ベーラー)

ベーラーの仕組み

一般的なのはロールベーラーと呼ばれる物で、ローラーによって干し草などが巻き上げられ、ベーラー本体内で成形されて梱包されます。
ベーラー内部では圧縮がされるため、なるべくコンパクトになるように成形されるようになっています。
干し草はそのままだと比較的かさがあるため場所を取る事もありますが、ベーラーで成形するとそうしたスペースの節約にも一役買ってくれます。
作業が多くなってくるとスペースも限られてきますが、そうした際にも安心して使う事ができます。
また、最近多いのが水分を多く含んだ牧草の処理です。
こうした事にも最近のベーラーは対応できるようになっており、より使い勝手が良くなっています。

様々なタイプがある

日本のベーラーは農家の用途に合わせてタイプが幅広くラインナップされています。
ロールのサイズによってその用途が分かれており、ロールが120cmの外径を持つもので大型対応とされています。100cmほどで中型、50cmのミニタイプも存在しています。
また、中にはクローラーを装着していて自走ができるベーラーもあります。
自走式のものは水田での水藁に効果的です。
(参考:コトバンク 水田)

さらに、ビッグベーラーと呼ばれる大型のベーラーも存在しています。
これは大型の農場に最適なタイプとなっており、北海道などの広大な敷地面積を持つ農場などにも対応できます。
導入する際にはこうしたタイプの違いを把握し、あなたの用途に合わせたモデルを導入するようにしましょう。
ベーラーはまだ技術の開発も進められており、新モデルなども定期的にラインナップされています。

今後もより機能の高いベーラーが登場してくる事が予想されます。
ベーラーは大型機械に属するので導入にはコストがかかります。
比較的大きな金額がかかるため導入に少し足踏みしてしまう方もいるかもしれませんが、その後の作業効率を考えると大きなメリットがあると言えます。
作業にかかる時間が短縮できる分他の作業に充てる事ができますし、浮いた時間を家族などとの時間に充てる事もできます。
これから農業を始めてみようという方は、最初の設備として検討する事をお勧めします。