62歳で農家を営む

私は現在62歳で農業を営んでいる男性です。
農業は20代の頃から携わっており、かれこれ40年ほどの経験があります。
そのため、農業の一通りの事は学んできましたし、基本的な事に加えてより深い知識についても学んでいます。
ですが、農業はまだまだ学ぶものがあると思っています。
より良い品質のものを育てるにはどうすれば良いのか、自分の満足のいく出来の作物を作るために日々試行錯誤を繰り返しています。
62歳の今でも分からない事は多々ありますし、今後も学ぶ事に終わりはないと思っています。
農業はだからこそ楽しいと思っています。

私の農家は家族で営んでいます。
妻や娘も協力的で仕事を手伝ってもらっているため、家族関係はとても良好です。
家族で仕事を協力して行えるというのは他の仕事ではあまりできない事だと思うので、こうした面でも農業は楽しいと思っています。
時には怒ってしまう事もあるのですが、その厳しさもより良い農業には必要な事と考えてもらっており、理解を得ています。

豊富な経験を生かして自分の農業を

62歳になると体力的には若い頃よりも衰えが出てくるのですが、私はまだまだ現役として働きたいと思っています。
体も動きますし、若さの代わりに経験という武器があります。
これはとても大きな武器で、体力面でのデメリットをカバーできていると思っています。
若い方と比べても、質の良い農業を行えている自信はあります。

農業を行う時に気をつけているのは、丁寧に、じっくりとという事です。
農業も近年の効率化重視の風潮から、品質はある程度で数を作っていくという作り方を行う所もあります。
もちろんそれも大切な事ですが、私の中では質の良いものを提供したいと考えています。
そのため、一つ一つの作業に丁寧に取り組み、じっくりと野菜を育てていくというスタイルを取っています。
私にとってはこれは自分に合っていると思いますし、だからこそ農業を続けられていると思っています。
現在農家を営んでいる方もこれから始めようと考えている方も、あなたなりの農業のスタイルを追求しながら行っていくと、より農業の魅力に触れる事ができると思います。
自分のスタイルを大事にしながら作った作物はやはり愛情も持てますし、これからも大切に育てようという農業への姿勢も再確認させてくれます。
農業は私にとって自分との対話でもあります。
(参考:らでぃっしゅぼーや)

誇りを持った仕事を行う

普段スーパーなどで並べられている野菜も、もしかしたら私が育てているものかもしれません。
(参考:西友)
私は自分の農業に誇りを持っていますし、これからも楽しみながら仕事をしていきたいと思っています。
私の話であなたの農業に対する興味を深める事や、何かの役に立つ事があればとても嬉しく思います。
ぜひ農業をこれからも楽しんで欲しいと思います。