農家の一年の作業の流れ

農業の仕事は一年で見ると様々な仕事があります。
また、栽培している作物によってもその作業内容は変わってきます。
ですが大きく見た時のベースは共通するものもあります。
一年の中で大きく見ると、土づくり、種まき、苗植え、栽培、収穫、出荷という流れで作業が進んでいきます。
(参考:OKWave 農業の流れついて教えてください!)

冬から春にかけての作業

まず冬の終わりから春先にかけて土作りが行われます。
品質の良い作物が育つためには、その土台となる土地が栄養分を豊富に含んで柔らかさもある土になっている必要があります。
こうした土を作るためには農家で土に手を加えていく必要があります。
耕す事で土を柔らかくし、肥料を撒く事で栄養分を供給していきます。
農作業の全ての土台となるものなのでとても大切な行程です。
(参考:Wikipedia 冬)

夏、秋の作業

土作りが終わったら種まき、苗植えを行っていきます。
時期としては5月から6月ほどに行われ、夏を目前にした暖かい時期に行われます。
苗植えが終わったらここからが大切になります。
作物がしっかりと育つためには、苗を植えたり種を撒いてそのまま放っておくというだけではいけません。
管理をして健康的に育つように促していく事で初めて良い作物が育つのです。
特に初夏や夏場は外注の動きも活発で、苗や種もそうしたものの被害を受けやすいものです。
また、雑草なども茂ってくると作物の成長を妨げてしまう事があるため、なるべくこまめに除去する必要があります。
また、害虫も定期的に薬剤で駆除を行うなどの対策を行い、作物を健康的に保つように管理していきます。
こまめな手間がかかる部分で忙しくなりやすい時期と言えます。

そして秋になると収穫のタイミングとなります。
収穫は農業の中でも一大イベントともなり、その年の作物の出来具合を判断するタイミングでもあります。
この時期に忙しさもピークを迎えます。
お米であれば乾燥や脱穀など必要な処理が行われて出荷作業も行われていきます。
家族で農業をしている農家ではこうした作業を分担して行う事も多くあります。

こうして収穫が終われば冬が訪れます。
冬はお米は栽培ができないため、ビニールハウスなどを設置して野菜などを栽培します。
多くの農家で1種類の作物だけの栽培では年中通して収穫という事が難しいため、複数の作物を栽培する農家が多くなっています。

こうした流れで農家の1年の作業は行われていきます。
流れを把握しておくと農業を始めた時の全体像が掴みやすくなるため、あなたが行う際のイメージも作りやすくなります。
特に農業を始めた1年目は分からない事も多く、失敗する事や遠回りも沢山するかもしれません。
ですがそれもあなたの良い経験となり、今後の農業の技術を高めるのに役立ってくれます。