体験農園の目的

最近は農業をより身近に知ってもらうための試みとして体験農園が各地で開かれています。
私の農場でも体験農園を開いて、より多くの方に農業を知ってもらいたいと考えています。
知ってもらう事でより農家を身近に感じてもらう事ができ、農家に対する理解も深まると思うためです。
もちろん来て頂ける方だけでは日本の全人口からするとごくわずかなものかもしれません。
ですが全国の農家でこうした体験農園を行う農家が増えていけば必ず日本全国での農業への理解は現状よりも深くなっていくはずです。
そうした事から、体験農園は開く意味があると考えています。
(参考:自産自消を始める体験農園マイファーム)

体験農園も手作り

体験農園ではその名前の通り農業で行う必要が出てくる農作業の体験をしてもらうというものです。
農作業の内容は農家が栽培している作物によって異なり、それぞれの農場が独自のスタイルで開催しています。
そのため、その農家ごとの特色が表れやすいのも大きなポイントと言えます。
農業は手作りで作物を作りますが、体験農園もやはり手作り感のあるものなのです。

農家で用意するものはまずは農具です。
初心者の方でも簡単に扱いやすいくわなどを用意すると良いでしょう。
畑もそのままだと大変になる恐れがあるため、少し準備などを行っておく必要があります。
来た方も野菜などを自分で掘って食べたいという想いを持っている方は多いですし、特に子供さんのいるご家族などはそうした想いを持つ方は多いです。
そうした方にはやはり楽しんでもらいたいという気持ちがあるため、来た方がもれなく農業での作業を体験して、それによって自分で収穫した野菜を食べるという経験をして欲しいと思っています。

取れ立ての野菜の味は格別

自分で収穫した野菜をその場で食べるのは格別です。
もちろんスーパーなどでの野菜も美味しいのですが、やはり直接自然で食べる生野菜には格別の美味しさがあるのです。
その美味しさをぜひ知って頂きたいという想いもあります。
特に最近は野菜が苦手な子供も多いようですが、そうした子供でも抵抗なく食べられる野菜だという自信を持っています。
(参考:イオンネットスーパー)

農作業の指導は私を含め、農園の従業員のスタッフにお願いをしようと思っています。
普段農作業には慣れていますが、教えるとなるとまた別物という感じもあります。
そのため、体験農園に関しては、改めてどのように伝えていったら良いかという事を検討していこうと思っています。
今後もこうした体験農園を行う動きは広がっていくと思いますし、まだ農業も発展の余地はあると考えています。
これからの農業の活性化に一役買えるよう、私も体験農園の準備を今後も進めていく予定です。