農家

農業を始めたいという方に

農業を始めたいという方は最近増えています。
サラリーマンを辞めて農業をしたいという方も増えています。
私も実際個人経営で農業をし始めたので、これから農業を志す方にはぜひ頑張って欲しいと思います。
農業は豊かな自然の中でのびのびと野菜などを栽培していくという、のんびりしたものをイメージする方は多いです。
サラリーマンの仕事はかなり短い時間の単位で仕事をする事が求められますが、農業の仕事は比較的長めの時間で見ていく事が多い仕事です。
野菜などは日々少しずつ育っていくため、あまり急に対応しないといけないという事は少ないです。

農業はサラリーマンと大きく違う

ですが、だからといってサラリーマンよりも楽かというと、これは違います。
農業は基本的にはあまり休みがありません。
サラリーマンだと土日休みなどが区切られて設けられていますが、これは農業を始めるとすごいことなんだと感じる方も多いです。
農業は作物の状態によっては24時間監視が必要な時もあります。
季節の変わり目などは天候も荒れやすいため目が離せない事も多く、あまり休みを取らずにずっと農業にかかりきりになる事もあるのです。
(参考:セブンイレブン)

また、農業は基本的に個人経営なのでもちろんですがボーナスや退職金は出ません。
サラリーマンは会社の社員として時間を決められて働く代わりに、その分の保証がされているのです。
農業を始める際に、サラリーマンと同じ感覚で取り組もうとすると失敗してしまう事もあります。
農業の仕事とサラリーマンの仕事は基本的には性格が逆とも言えるくらい異なるため、自分で積極的に何かをしていくという感覚を持たずに始めると危険なのです。

農業はやっぱり楽しい

ここまで農業に対してのシビアな現実をお伝えしてきましたが、やはり農業には魅力も多くあります。
それは、自分の意志で仕事をするため、仕事が本当に楽しいと思える事です。
豊かな自然の中で農業を営めるのは私にとってはとても最高な時間です。
そのため、仕事自体が楽しくなっています。
サラリーマンの頃の自分と比べて大きく力を発揮できている気もします。
ストレスもないため、基本的には休みがなくても平気になります。
(参考:ドラマ サラリーマン金太郎)

また、農業はとても奥が深いです。
自然を相手にする仕事でもあり、やはり自然は分からない事も多々出てきます。
そうした時に試行錯誤しながら改善を加えていくのは楽しいですし、農業はアートだなと感じる時さえあります。
農業は正解はなく、あなたなりのスタイルで行っていく事ができます。
これから農業を始めようという方は、色々な情報を元に本当に自分に向いているかどうかを検討すると良いでしょう。
単なる憧れだけで農業をしていくのは少し大変な面が多くなります。
現実的な所まできちんと検討してそれでも農業をやっていきたいと思えたら、きっとあなたにとって良い仕事となると思います。