犬

農業に犬が効果的

農業には犬を飼う事が効果的と言われています。
ペットとして人気のある犬ですが、単にそうした可愛いからという理由だけではなく、農業に大きなメリットとなる点もあるのです。
最近では畑を荒らす野生の動物が多くなっています。サルやイノシシなどはその代表的な例で、日本全国で被害の報告がされています。
こうした事を防ぐために犬が効果的とされており、里守り犬として注目されています。

里守り犬は日本の犬が良い

里守り犬としての働きをしっかりとしてくれるのは洋種の犬ではなく、日本の犬です。
(参考:NAVERまとめ 柴犬)
日本の犬は縄張りを守ろうとする防衛本能が強いと言われています。
そのため畑に万が一荒らされるような可能性が出てきても犬が吠えて知らせてくれるため、畑を守る事ができるのです。
里守り犬は犬なら何でも良いという訳ではなく、日本の犬の種類の中でも限られた種類だけがなれる事になっています。
現在は里守り犬の認定委員会があり、その委員会が定めた基準をクリアしている犬がなれるのです。

専門的な訓練が必要

里守り犬は何も訓練しなくても、実は前述の動物や野鳥などを追い払ってくれます。
ですが、訓練を行わないと人まで追い払ったり危害を加えてしまう事があります。
そうならないために、追い払いたい動物などだけに反応するように訓練する必要があるのです。
まずは最初の段階で家庭で広く行われている犬のしつけを教えます。
(参考:犬のしつけ教室 絶対必要!7つのポイント)
これをベースとしてさらに専門的な訓練を施していくのが流れになります。
これは犬だけが訓練をするのではなく、買い主も一緒に訓練をする必要があります。
買い主の言う事を基本的には聞いてもらうようにしつけるためです。

里守り犬は畑を守るための専門的な訓練を受けた犬とされていますが、その訓練の内容の一つとして、買い主との関係を密接にするというものがあります。
買い主という立場関係を認識させ、買い主の指示には正確に従わないといけないという事を認識させていきます。
買い主と里守り犬で共同で行う訓練には様々なものがあり、例えば物を一緒に探すなどの訓練があります。

日本の犬はあまり頭が良くないと言われる事がありますが、きちんと訓練を行えばきちんと賢い行動を取ってくれます。
一見買い主の言う事を上手く聞いてくれないような時があっても、それはより周りの環境の変化に敏感になっているとも言えます。
日本の犬は自分の考えに素直に、迅速に動くクセを持っているため、適切な訓練を行う事で畑を守ってくれる頼りがいのある存在になってくれるのです。

こうした理由から単なるペットとしてではなく犬を飼う事を検討しています。
より良い作物を作っていくためにも、里守り犬はとても効果的だと考えています。